不動産投資と銀行融資

自分に合った資産形成で、本当にしたい生き方を叶えるための“エレガンス”なマネー術を伝授する、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、マネーコーチの吉森ゆきです。

私が不動産投資について勉強し始めた時、一番わかりにくく、ハードル高く感じたのが銀行融資についてでした。

不動産投資に興味を持ち始め、同じように感じている方かと思います。

不動産投資における銀行融資について、考え方と活用のポイントをお伝えします。

不動産投資における銀行融資とは

不動産投資は、数百万円からできるものから、数億円かけるものまで、様々な規模があります。

数千、数億の不動産投資は、お金が有り余っている”富裕層”がやるもので、自分とは別世界。

数百万円なら手が出るかな、とご自身の今ある貯蓄額の範囲内から、不動産投資を想定し始める方がほとんどかと思います。

私もそうでした。

通常、投資は余裕資金でやるもの。

これまでに貯めてきたお金をどう運用するのか、を考えるのが投資だし、銀行からお金を借りてまで、投資するなんて考えたこともありませんでした。

不動産投資というのは唯一、お金を借りてできる投資なんですね。

銀行も、株式などの金融商品の投資資金としてはお金を貸すことはありませんが、不動産が対象なら貸してくれるのです。

土地や建物に一定の価値があることや、家賃収入が安定していること、借り主個人の収入や資産状況を信用力と評価して、銀行は融資を行います。

お金を借りるというと、お金が足りない状態で”悪いこと”というイメージをしがちで、借金するくらいなら投資しないと諦めてしまう方もいるかもしれません。

そこで、銀行融資を一括りで考えるのではなく、何を目的にお金を借りるか、借りたお金で何が生み出されるのかに注目して考えてみます。

すると良い借金と悪い借金があるということを区別して考えられるようになり、銀行融資の捉え方も柔軟にしていくことができます。

銀行融資のふたつの考え方

銀行融資というのは、借り主が何かの営みをするために資金調達をするということです。

同じ銀行融資でも、その営みの内容によって、活用したい融資と避けたい融資に分けて考えることができます。

区別するポイントは、その銀行融資によってお金が生み出されるかどうかです。

活用したい銀行融資

活用したい銀行融資は、その借りたお金でお金を生み出せるようになるためのものです。

お金でお金を生み出す仕組みが事業。

調達したお金で、事業を行えば、収益が上がります。

その収益から返済をしたり、さらに事業を大きくしていくことができ、お金をさらに生み出すことができます。

不動産投資であれば、アパートなどを経営することで、家賃収入としてお金を生み出されます。

その収益から返済ができ、さらに残ったお金でさらにお金を生み出す資産形成をしていくことができるのです。

避けたい銀行融資

反対に、避けたい銀行融資とは、ただ生活費の一部になるなど、お金を生み出すことに使えないものになります。

融資とは関係なく、お勤めなどから得られる収入を返済に充てるため、生活を圧迫。

働けなくなったりして返済が滞るリスクがあるために、貸し出す銀行としてはリスク回避として、金利を非常に高くするのです。

そのため返済を進めていっても金利分ばかりの支払いで、元本返済が進まず、なかなか返済が終わらないといった状況を招きます。

一般的に、「借金は悪」だというイメージがありますが、この避けたい銀行融資そのものです。

 

以上のように、銀行融資にはお金を借りる目的によって、活用したいものとそうでないものがあります。

一概に銀行融資を借金だ!悪だ!と片付けてしまうのではなく、活用方法によって良し悪しが変わるということを理解し、どうご自身の資産形成に活用できるのかを検討していただければと思います。

銀行融資を活用して、規模とスピード感ある資産形成を

銀行融資に頼らず、自己資金だけで物件を買い進めていく方法ももちろんあります。

どうしても借金は嫌だという方は、物件を一括で買えるお金を貯めてから始めるのも悪くないでしょう。

しかし時間と労力が大変かかります。

先にも述べたように、銀行融資で資金調達ができるというのは、不動産投資の最大のメリットでもあります。

融資の活用で、自分の手持ち資金以上の物件を買うことができ、その分大きな家賃収入が購入と同時に手に入り始めます。

家賃収入から銀行返済や管理費を賄い、残りの資金を収入の柱とすることができるのです。

また、銀行へ返済していく分は、借りて買った不動産を自分の資産に変えていっているということになります。

自己資金だけで投資する場合と比べ、何倍もの速さと量で、資産形成を進めていくことができるでしょう。

規模ある不動産投資で収入の柱を作り、安心した暮らしを

銀行融資の活用で、不動産投資の規模を拡大し、今すぐに収入の柱が作れることをお伝えしてきました。

規模の拡大は、収入源を太くすることであり、家計を支える第二、第三の収入の柱となってくれます。

収入の柱を増やすことができれば、これから想定できるライフイベントを安心して迎えることができますし、想定外の事態にも柔軟に対応していくことができるようになります。

銀行融資について理解を深め、より広い視野を持ってあなたに合った不動産投資を検討し、理想が叶う心豊かな暮らしを創っていきましょう。

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